ピアノで上達できない原因その1・指が思うように動かない | ||
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〜ピアノで上達できない原因その1・指が思うように動かない〜「指が思うように動かない」、これは究極的にはピアノを弾く全ての人に共通する悩みではないか、と思います。 この類の悩みを経験したことがないような人なら、超絶技巧を要する超難曲でさえも何の苦もなく弾けるように なってしまうことになり、これはやや想像しがたいものがありますね。しかし、ここではそのような高次元の技巧の話ではなく、ピアノ学習者、特に初心者レベルでの話に限定したい と思います。初心者のときによく悩むのが、右手の動きに左手の動きがつられてしまう、またはその逆の現象では ないかと思います。左右それぞれ5本の指を鍛えるだけでなく、右手と左手の役割分担を、頭の中で きちんと出来ることも、ピアノを弾く上では大切になり、それらを含めて「指が自由に動く」と 表現するわけです。その極端な例として、ある日突然、ピアノの鍵盤が左右逆になって、左側が高音、右側が低音になったと します。果たして皆さんはいきなり弾けるでしょうか?もしこんな事態になったらピアノの熟練者でもお手上げだと思います。 これは思考実験としては面白く、お遊びに近いでしょうが、このことからも、ピアノを弾くのには 左右両方の手(神経も含めて)が対称に鍛えられているわけではないことにも気付いて驚くのではないか、と思います。 指の訓練を行うのと同時に、ピアノに適した左右のバランス感覚を鍛えていることになります。 以下では、このようなバランス感覚を一旦切り離して、指の運動能力に限定して話を進めたいと思います。 例えば、「指が思うように動かない」と一口に言っても、その中には広範な概念が含まれていることに 皆さんは気付いているでしょうか? 指の運動神経で、ピアノを弾く人が求める要素は、主に次の4点に分類されると思います。
1. 速さ これらは互いに関連性があるものですが、一応別の要素として捉えることが大切です。 それでは、これらの要素について具体的に説明していきます。
1. 速さ
2. 強さ
3.柔軟性
4.正確さ 以上、「指が思うように動かない」という現象を僕なりに分析して、考えられる原因を切り分けして 説明を試みました。皆さんにとって良い「気付き」となれば幸いです。
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